学習内容
このガイドでは、Klaviyo アカウント内のアクティブプロファイルを管理し、一定期間エンゲージメントがないプロファイルを送信抑制することで、課金対象プロファイルの数を削減する方法を説明します。
また、ブランドの収益に悪影響を与えることなくプロファイルを送信抑制するための、一般的な推奨事項についても紹介します。
Klaviyo におけるアクティブプロファイル
Klaviyoでは、メール配信が可能なすべてのプロファイルを、アクティブなメールプロファイルとみなします。アクティブプロファイルには、主に 2 つのカテゴリーがあります。
-
購読者
購読者は、サインアップフォームに登録したか、メールマーケティングの受信に明示的に同意したユーザーです。
-
一般的なエンゲージメントによって追加されたプロファイル
実施中のメールマーケティングに明示的に同意はせずに、メールアドレスを提供したユーザーなどです。例えば、サイトで注文をした人やチェックアウト落ちした人(チェックアウトプロセス中にメールアドレスを追加したかもしれないが、明示的にオプトインしたことはない)が該当します。
e コマース(例:Shopify や WooCommerce)との統合によって、訪問者がサイト上で行った行動に応じて、両方のタイプのアクティブプロファイルを Klaviyo に追加できます。
Klaviyo における送信抑制済みプロファイル
プロファイルが送信抑制済みになると、そのプロファイルはマーケティングメールを一切受け取れなくなります。Klaviyo は、送信時に自動的に送信抑制済みプロファイルをスキップします。また、送信抑制済みプロファイルは、課金プランのプロファイル数にもカウントされません。
一度プロファイルが送信抑制済みになると、たとえその連絡先がウェブサイトでチェックアウトを開始したり、購入を行ったとしても、送信抑制済みのままとなり、マーケティングメールは送信されません。
プロファイルがメールマーケティングを再購読すると、その時点で送信抑制が解除され、メールマーケティングの同意が再設定されます。また、手動で送信抑制を削除した場合も、解除されます。
将来的に戻ってくる可能性があるプロファイルを早急に送信抑制にすると、コンバージョンにつなげられず、ブランドにとっての収益損失につながる可能性があるため、注意が必要です。
Klaviyo の請求プラン
Klaviyo Email プランの料金は、Klaviyo アカウント内のアクティブプロファイル(または連絡先)の数を基準に構成されています。すべての Klaviyo ユーザーは、アクティブプロファイル数と送信メール数に応じたベースプランを契約する必要があります。
アカウント内のアクティブプロファイル数が現在のプランの上限を超える場合、次の請求サイクルで自動的にアップグレードされる可能性があります。
メール送信は、プランの最大プロファイル数の 10 倍が上限となります。
例えば、プロファイルを 500 まで作成可能なプランの場合、最大 5,000 通のメールを送信することができます。各プロファイルへ 10 通ずつ送信する、といった均等割りでも、特定のプロファイルには複数のメールを送り、他のプロファイルには 1 通だけ送るといった特殊な配信でもかまいません。
アクティブプロファイルの管理とは?
アクティブプロファイルの管理とは、非アクティブ購読者やチャーン(利用のない)顧客への送信を抑制するプロセスです。これらのプロファイルは、長期間継続的に活動(ウェブサイトへの訪問、購入、マーケティングのエンゲージメントなど)がないということです。このように活動がない状態が続くと、これらのプロファイルがブランドに関わる可能性は極めて低くなります。
プロファイルが Klaviyo 上で売上に貢献しておらず、呼び戻せる見込みもないと判断した場合、Klaviyo の請求プランにカウントされないように送信抑制の措置を取ることができます。
非アクティブ状態を理解する
ブランドとのライフサイクル全体を通して顧客を育成する強力なマーケティング戦略を実施していても、一部の顧客は長期間にわたりまったく反応を示さないことがあります。これは、通常のメール配信に反応しないだけでなく、想定される購買サイクルを大きく超えて、ビジネスに関わる行動が一切見られない状態を意味します。
このようなプロファイルは、新商品の発売や呼び戻し施策、さらにはブラックフライデーのような大規模セールなどのイベントにも反応しません。購入履歴がなく、ウェブサイトの訪問記録やチェックアウト開始の履歴もなく、メール配信へのエンゲージメントも一切ありません。Klaviyo で送信抑制の対象となる、まさに「非アクティブ」な連絡先です。
これらのプロファイルは解約済みとみなされるため、収益に損失を与える恐れもなく、安全に送信抑制し、コミュニケーションを停止できます。
また、プロファイルの関心を取り戻すための最後の手段として、サンセットフローを活用し、そこで反応がなかったプロファイルを送信抑制することもできます。
非アクティブなセグメント
以下の条件を使用して、アカウントの送信抑制を行うための非アクティブなプロファイルのセグメントを作成できます。
- マーケティングを受信可 / 不可 > メールマーケティング受信可
AND - 人に関するプロパティ > メール設定済み
AND - 人に関するプロパティ > 少なくとも 180 日前 > 作成済み
AND - 誰かがしたこと / しなかったこと > 過去 72 週間 > 少なくとも 5 回メールを受信
AND - 誰かがしたこと / しなかったこと > 全期間 > メール開封回数 0 回
AND - 誰かがしたこと / しなかったこと > 全期間 > メールクリック回数 0 回
AND - 誰かがしたこと / しなかったこと > 全期間 > サイト上でアクティブ 0 回
AND - 誰かがしたこと / しなかったこと > 全期間 > 商品閲覧 0 回
AND - 誰かがしたこと / しなかったこと > 全期間 > チェックアウト開始 0 回
AND - 誰かがしたこと / しなかったこと > 全期間 > 注文確定 0 回
このセグメントは、送信抑制済みにすべきプロファイルを特定しています。これらは非アクティブ期間が続いており、顧客として戻ってくる可能性は低いものです。しかし、依然として Klaviyo の課金対象になっています。
非アクティブなプロファイルを送信抑制するツール
Klaviyo では、個別でも一括でもプロファイルを送信抑制することができます。
プロファイルの送信抑制を実行できるのは、オーナー、管理者、マネージャーの役割を持つユーザーのみです。
メールプロファイルを個別に送信抑制する方法
プロファイルに対して個別にメールの送信抑制を行うには、2 つの方法があります。
-
[プロファイル] > [送信抑制済みのプロファイル] に移動し、[メールアドレスを追加] をクリックします。
- 個別のプロファイルをクリックしてプロファイルのページへ移動し、[プロファイルのアクション] > [プロファイルを送信抑制] をクリックします。
プロファイルの一括送信抑制
リストやセグメントに含まれるプロファイルを一括で送信抑制できます。プロファイルのグループを一括で送信抑制するには、Klaviyo の [オーディエンス] タブにある [リスト & セグメント] のページに移動します。
送信抑制したいリストまたはセグメントの横のアクションメニューを開きます。グループの全メンバーを送信抑制するには、現在のメンバーを送信抑制を選択します。
このアクションは、送信抑制時にリストまたはセグメントにいるすべてのプロファイルに適用されます。その後に加わるプロファイルには影響しません。グループ内のプロファイルがすでに送信抑制済みである場合、そのステータスに影響はありません。
プロファイルを一括で送信抑制する方法についてはこちら。
これらのオプションを使用してプロファイルを送信抑制すると、送信抑制理由として「ユーザーによる送信抑制」が適用されます。プロファイルを手動で送信抑制しても同意ステータスは変更されないため、[購読済み] のままとなります。ただし、そのプロファイルはメールマーケティングを受信できなくなります。
プロファイルを手動で送信抑制した場合、プロファイルのアクティビティログに「メールマーケティングを手動で抑制」イベントが表示されます。
Klaviyo は、以下のような場合も自動的にプロファイルを送信抑制します。
ハードバウンスは、恒久的な理由によりメールを配信できない場合に発生します。その原因は、メールアドレスの入力ミスやメールサーバーによる意図的なブロックなど、さまざまです。ハードバウンスはメール配信に恒久的な問題があることを意味するため、Klaviyo は自動的にこのようなプロファイルの送信抑制を行い、リストの健全性を保ちます。
ソフトバウンスは、一時的な理由でメールが配信できない場合に発生します。受信者の受信トレイが一杯であったり、サーバーがダウンしていたりする場合が該当します。メールが 7 回以上連続してソフトバウンスした場合は、継続的な問題が発生していることを示しています。このようなソフトバウンスの繰り返しを防ぐため、Klaviyo は、7 回以上連続でソフトバウンスしたメールアドレスを送信抑制します。
このタイプの送信抑制は、アカウントのユーザーが Klaviyo の利用を開始する前に発生したもので、Mailchimp などの第三者サービスプロバイダーから同期されたものです。この場合、送信抑制の理由は「ユーザーによる送信抑制」として表示されます。
手動で送信抑制したプロファイルであっても、再びメール配信が可能になる(つまり、送信抑制が解除される)方法が 2 つあります。
- 顧客がメールマーケティングを再購読。再講読した時点で送信抑制が解除され、メールマーケティングへの同意が再設定されます。
- プロファイルのページから送信抑制を解除、または Klaviyo で送信抑制を一括解除。手動で送信抑制を解除しても、プロファイルのメールマーケティングの同意ステータスは変更されない点にご注意ください。
一括で送信抑制を解除する方法についてはこちら。
アクティブプロファイルの管理 vs リストのクリーニング
メール到達性を高水準で維持するためには、エンゲージメントのない受信者を通常の大量配信から積極的に除外する取り組みが必要です。これは、アクティブプロファイルを管理したり、貴社のビジネスに対し長期間反応がないプロファイルを送信不可に設定したりすることとは、別の概念です。
| 目標 | 説明 | 戦術 |
|
到達性に問題が生じないよう、通常のマーケティングリストを「クリーン」に保つ |
主要なメール送信プロバイダー(Google や Yahoo など)のほとんどは、受信者がドメインからのメールにどのように反応しているかを追跡しており、その情報に基づいてメールをスパムに分類するかどうかを判断しています。リスト内にエンゲージメントなしの受信者が多数存在すると、実際にメールの受信を希望している読者に届けるための努力が損なわれてしまいます。エンゲージメントありの読者に限定して定期的に配信することで、受信トレイへの到達率を向上させ、送信者としての評価も強化できます。 |
短いタイムフレームに焦点を当てる:少なくとも 5 通のメールを受信しているにもかかわらず、過去 90 日間に一度も開封もクリックもしていない受信者を対象にします。通常のキャンペーンから除外する:これらのプロファイルを送信抑制する必要はありません。代わりに、「エンゲージメントなしの購読者」セグメントを作成し、毎日または毎週の一括キャンペーン送信から簡単に除外することで、到達性の問題を回避できます。 詳細については、リストのクリーニングに関するガイドをご覧ください。 |
|
Klaviyo のアクティブプロファイルを管理し、収益を損なうことなく非アクティブな連絡先を送信抑制する |
非アクティブな購読者やチャーン顧客とは、長期間にわたって一切の活動(サイトへの訪問、商品の購入、マーケティングへの反応など)が見られない人のことを指します。これらのプロファイルが Klaviyo 上で収益にまったく貢献しておらず、呼び戻しの見込みもないと判断される場合には、送信抑制することで、Klaviyo の請求プランのカウント対象から外すことができます。 |
|
成果
これらのステップを完了すると、顧客として解約状態の連絡先は送信抑制され、課金対象のプロファイルとしてカウントされなくなります。ビジネスに収益をもたらさなくなった連絡先のために料金を支払い続けることがないよう、継続的にアクティブプロファイルの管理を行う必要があります。