Klaviyo のフローの使い方を取得し、顧客コミュニケーションのパーソナライズと自動化を行う方法、および、フローをライブ設定する方法を学びましょう。(フローはオートメーションやドリップキャンペーンと呼ばれる場合もあります。)
フローとは?
フローとは、特定の行動やイベントによってトリガー(起動)される、一連の自動化されたアクション(メッセージの送信など)のことです。トリガーとなるイベントには、誰かがリストに加わった / チェックアウトした / ストアが注文を発送したなどがあり、特定の日(誕生日など)が近づいたときもフローをトリガーできます。Klaviyo アカウントに同期されるデータはすべて、自動フローのトリガーやターゲティングに利用できます。
例えば、ウェルカムシリーズのフローは、誰かがニュースレターを購読するとトリガーされます。フローのトリガー後、事前に用意した複数のメッセージを時間をかけて顧客に送信するよう設定すれば、自社ブランドを段階的に紹介できます。フローは、アクション間に待機時間を設けたり、異なる基準に基づいて分岐する複数のパスを作成したりすることで、さらなるカスタマイズも可能です。
この記事の情報をさらに深く学びたい方は、Klaviyo アカデミーコースフローのスタートガイド にご登録ください。
既存のフロー対するサポートが必要ですか?
すでにフローを設定済みで、問題に対するサポートが必要な場合は、フローのトラブルシューティングに関する記事をご覧ください。
始める前に
まだアカウントの設定が終わっていない場合は、セットアップウィザードを完了させて、Klaviyo アカウントを使えるよう準備してください。
さらに、リストとセグメントの設定と準備を確実に行うために、セグメントに関するガイドとリストに関する情報をお読みになることをお勧めします。
最初にどのフローをライブにすべきか
Klaviyo でアカウントを開設すると、新規顧客へのブランド紹介や注文ステータスの案内など、顧客との関係構築に効果的なフローを多数作成できます。このセクションでは、ビジネスを軌道に乗せるために、どのフローを優先させるべきかについて解説します。
デフォルトのフロー
[セットアップウィザード] で会社の主要情報を設定したら、アカウントの [フロー] タブに移動してください。ここで、あらかじめ用意されたベストプラクティスのフローを確認できます。
ここにあるフローには、レイアウト案やサンプルテキストを提供するデフォルトのテンプレートが含まれています。テンプレートのほとんどは、統合を通じてコンテンツを取り込むように設定されています。これには、オーディエンスに合わせてメールをパーソナライズするための動的なデータも含まれます。
e コマースストアなどのサードパーティツールを統合しない場合でも、標準的なウェルカムシリーズフローを利用できます。このフローは、新しい購読者がリストに追加されたときにトリガーされます。このフローを編集する際には、ウェルカムシリーズのトリガーとなる、登録先リストを選択する必要があります。
フローをライブにする前に、すべてのデフォルトのフローメッセージを確認・カスタマイズし、プレビューすることを強くお勧めします。これにより、内容がブランドのイメージと一致しているかを確認できます。
最初に作成すべきおすすめフロー
最もインパクトのあるフローは、最初にライブにすべきフローでもあります。優先順位は次の通りです。
- ウェルカムシリーズ:ウェルカムシリーズは購読者にブランドを紹介し、初回購入へとつなげるためのフローです。
- カゴ落ち:カゴ落ちフローは、見込み客を顧客に変えるためのものです。このフローは、カート内の商品や既存顧客であるかどうかに基づいて、カスタマイズ可能です。
- ポストパーチェス:ポストパーチェスフローは、顧客に感謝を伝え、興味のありそうな関連商品を紹介するためのものです。
- ウィンバック:ウィンバックフローは、過去に購入経験はあるが、しばらく再購入がない顧客の再エンゲージメントを目指すものです。このフローは、購入した商品や購入回数に応じてカスタマイズ可能です。
フローによっては、メールと SMS メッセージの両方を含めることができます。ただし、ウェルカムシリーズの場合、メール用と SMS 用に個別のフローを用意することをお勧めします。これは、プロファイルはウェルカムシリーズに 1 度しか入れないためと、個別にフローを用意すればメールと SMS に別々にオプトインできるようになるためです。詳しくは、ガイドの最後にあるその他のリソースをご覧ください。
ライブラリから構築済みのフローを選択する
- 新しいフローを作成するには、アカウントでメインのサイドバーにある [フロー] タブをクリックし、[フローを作成] ボタンをクリックします。
どのようにして始めたらよいかわからない場合は、フローライブラリを参照して、顧客のライフサイクル全体で活用できるアイデアを探してみてください。
このライブラリには、特定のマーケティング目標、e コマース統合、メッセージチャネル( SMS 、電子メール、またはその両方)に基づいたフローが用意されています。[フロー] タブに移動して、[フローを作成] をクリックすると、直接ライブラリに移動します。 - フローライブラリにアクセスすると、検索やフローの条件を絞り込むためのツールバーが上部に表示されます。ここから、具体的なキーワードやフレーズ(例えば「カゴ落ちフロー」)を使ってフローを検索できます。
-
特定の e コマース統合に関連するフローを検索したい場合は、ドロップダウンメニューから該当する統合を選択してください。選択した e コマースプラットフォームで利用できるフローのみが表示されます。
- フローライブラリは、複数チャネル(メールや SMS)を使ったフローをデフォルトとして表示します。特定のチャネルに絞り込みたい場合は、ドロップダウンメニューからチャネルを選択してください。
絞り込みの結果は、フローライブラリのホームページ、そして目標または必須項目に基づくコレクションに表示されます。 - どの目的のフローを設定したいか選択したら、該当するタイルをクリックするだけでフローが作成されます。
- フローをいちから作成する場合でも、フローライブラリを利用して作成する場合でも、フローに名前を付ける必要があります。フローの名前は自分やチームが簡単に理解できるものにしましょう。Klaviyo を使う間にフローの数が増えていくため、明確な命名ルールがあれば整理しやすくなります。
トリガーとプロファイルフィルターを理解して選択する
次に、新しいフローのトリガーを選択します。トリガーによって、自動化されたシリーズが起動します。
リスト、セグメント、メトリック、値下げ、日付プロパティの 5 つのオプションから、1 つを選択できます。
- リストトリガー:誰かが特定のリストに追加されると、その人はリストトリガーフローに入る資格が与えられます。その一例がウェルカムシリーズです。
- セグメントトリガー:誰かが特定のセグメントに追加されると、セグメントトリガーフローの対象になります。セグメントとは、特定の基準によって動的に作られたプロファイルのグループのことです。
- メトリックトリガー:誰かが特定のアクション(例:注文確定)を取ると、メトリックトリガーフローの対象になります。フローのトリガーとなり得るすべてのメトリックを確認するには、[アナリティクス] タブでアカウントの [メトリック] をチェックしてください。
- 日付プロパティトリガー:誕生日など特定の日付を基にしたプロファイルプロパティが設定されていると、このフローの対象になります。カスタムオブジェクトにリンクされた日付プロパティもフローをトリガーできます。 詳しくは「日付トリガーフローのカスタムオブジェクト」をご覧ください。
- 値下げトリガー:誰かが閲覧した商品またはチェックアウトを開始した商品が、設定した金額または割合以上に値下がりした場合に、その人はこのフローの対象となります。
トリガーとプロファイルフィルターによって購読者が絞り込まれる仕組み
誰かがフローをトリガーするアクションを起こすと、Klaviyo はまず、すべてのトリガーフィルターとプロファイルフィルターをチェックして、該当者がフローを継続する条件を満たしているかどうかを判定します。
誰かがフローをトリガーすると、Klaviyo は次のように判断します。
- フローがトリガーされたときにトリガーフィルターとプロファイルフィルターを満たさない人は、直ちにフィルタリングによって除外され、その後のステップの対象になりません。
- フロートリガーとプロファイルフィルターに適合するすべての人が正式にフローに入り、設定した待機期間に基づいて後続のステップに進みます。
- 各ステップ(メール・SMS 送信、分岐など)の前に、受信者がフローの基準を満たしていることを確認するために、プロファイルフィルターが再適用されます。
トリガーフィルターは送信時間に再チェックされることはない点にご注意ください。
各メッセージの送信がスケジュールされると、Klaviyo はプロファイルフィルターを再度適用し(このフロー開始以来の注文回数が 0 回であるなど)、この時点で条件を満たさなかったユーザーは、送信時にスキップされます。受信者アクティビティ(例:待機中、スキップ済)を確認する方法については、この記事の後半にある「受信者アクティビティを確認する」のセクションをご覧ください。
トリガーの設定
フローを作成するために使用したいトリガーをクリックします。
各トリガーは調整が必要であることに注意してください。例えば、リストによってトリガーされるフローを選択した場合、フローのトリガーとなるリストを選択する必要があります。
フローにステップを追加する
トリガーを選択し、必要なトリガーまたはプロファイルフィルターを設定したら、フローに追加のステップを加えられます。
フローアクションを理解する
フローアクションには以下の 3 種類があります。
- メッセージ:メッセージアクションは、メッセージを送信する処理を行います。メッセージにはステータスがあり、ライブ、手動、ドラフトのいずれかに変更できます。これについてはこの記事の後半で説明します。
- データ:データアクションは、データ(プロファイルプロパティやリストなど)を更新したり、その他のデータ関連アクション(内部アラートや webhook など)を実行したりします。
- ロジック:ロジックアクションは、後続のアクションが実行される前に評価されます。これには、トリガーまたは他のアクションに関連するアクションのタイミングを決めるための待機時間などが挙げられます。待機時間を正しく機能させるためには、その直後にライブまたはマニュアルステータスのアクションが必要です。また、ロジックには条件分岐やトリガー分岐もあり、特定の条件に基づいてフローを複数のパスに分岐させることができます。条件分岐は、現在フローにいるプロファイルの情報に基づいて分岐し、トリガー分岐は、そのフローをトリガーしたイベント情報に基づいて分岐します。
ドラッグ&ドロップまたはフローアクションの追加
フローにステップを加えるには以下の 2 つの方法があります。
- サイドバー内にあるアクションをクリックし、ビジュアルキャンバスへドラッグできます。アクションをキャンバス上にドラッグすると、「ドロップ可能」な場所が青い枠線でハイライトされ、ドロップポイントに近づくと薄いグレーのドロップゾーンが表示されます。
-
各ノードにある「+」ボタンをクリックすると、アクションを追加できます。「+」をクリックするとメニューが開き、任意のアクションを選択してキャンバスに直接追加できます(これらはサイドバーにある同じアクションに対応しています)。
アクションがキャンバスに追加されると、設定サイドバーで設定できます。
スマート送信と UTM トラッキングについての詳細はこちらをご覧ください。
フローのステップをスケジュールする
顧客はトリガーから始まり、下に向かって、フローのステップを順番に進んでいきます。複数のアクション(特にメッセージ送信)がある場合、それぞれのアクションの間に待機時間を追加し、すべてのアクションが同時に発生しないようにすることが重要です。例えば、ウェルカムシリーズフローの初回メールと 2 通目のメールの間に 24 時間(またはそれ以上)の待機時間を設けることで、相手が 1 通目のメールを受信し、読んでから次のメールを受信するのに十分な余裕を持たせることができます。
待機時間を理解する
メッセージの送信やその他のフローステップは、待機時間を使ってスケジューリングされます。フローの各ステップ間にどれくらいの時間を置くか指定してください。ステップが待機時間なしで連続している場合、これらはすべて同時に発生します。
各待機時間により、各ステップ間に待ち時間を設けられます。このように、フローシリーズ内のメールは互いに関連してスケジュールされます。
つまり、あるフローで「メール 1」がトリガーイベントの 1 日後に送信される場合、最初のメールと 2 通目のメールの間に 2 日間の待機時間をドラッグして配置すると、「メール 2」はトリガーイベントの 3 日後に送信されます。
待機時間は、分 / 時間 / 日単位で設定できます。前のステップの直後にメッセージを送信する場合、待機時間をドラッグして配置する必要はありません。
X 日間の待機期間を設定すると、各日は 24 時間として計算されます。ただし、「X 日間待つが、特定の時刻を指定する」を選択した場合は、各日付が暦日として計算されるため、受信者がフローに入るタイミングによって待機時間が長くなることを避けられます。例えば、「メール 1」を 2 月 1 日午後 3 時(米国東部標準時)に送信し、「メール 2」に 3 日間の待機時間を設定した場合、「メール 2」は 2 月 4 日午後 3 時(米国東部標準時)に送信されます。
また、特定の時刻までの待機や、特定の曜日までの待機を設定することもできます。ただし、待機時間に特定の時刻が含まれている場合は、「24 時間単位」ではなく、「暦日」としてX 日をカウントします。
待機時間の設定
フローの次のステップに進む前に待機時間が必要な場合は、設定サイドバーから待機時間コンポーネントをドラッグするか、メニューからこれを追加してください。以下の例では、フローの中に複数の待機時間が含まれています。
待機を設定した後は、待機時間をクリックすることで、いつでも待機を調整することができます。メッセージの前に待機時間を更新しても、すでにスケジュール済みのメッセージの送信は変わらない点にご注意ください。待機時間を更新すると、更新後に新たにスケジュールされたメッセージにのみ影響します。
待機時間は、特定の時刻や曜日まで待機するように設定することもでき、その場合は、各受信者へのスケジュール方法が変わります。待機時間の詳細については、フローに待機時間を追加する方法をご覧ください。
フローアクションのステータスを設定する
トリガー、フィルター、待機時間などを設定し、フローをライブにする準備が整いました。
フローステータスを理解する
フロー全体または個々のフローアクションには、ドラフト、手動、ライブの 3 つのステータスがあります。
- ドラフト:新しいメッセージのデフォルトのステータスです。コンテンツの構成中や設定の調整中は、このステータスが使用されます。メッセージがドラフトステータスのときは、そのメッセージの配信がスケジュールされることはありません。ライブフローのメッセージをドラフトに変更すると、そのメッセージはフローのステップでスキップされます。
- 手動:新しいメッセージの構成が完了し、ライブにする前にテストを行いたい場合、手動ステータスに設定できます。メッセージが手動ステータスのときは、フロー内でアクティブになりますが、このメッセージは自動的には送信されません。スケジュールされたメッセージはすべて、手動で確認し、送信する必要があります。連絡先が「要確認」としてスケジュールされると、次のステップに進みます。フローの後半にライブメッセージがある場合、手動メッセージの受信承認を待っている間でも、その後半のメッセージを受信できます。
なお、フローメッセージが手動に設定されている場合、サイドバーでアナリティクスのスナップショットに移動すると、 [要確認] セクションに、スケジュールされたメッセージがすべて表示されます。 - ライブ:フローシリーズ内のメッセージを「オン」にするには、メッセージのステータスをライブに変更します。ライブメッセージがフロー内でアクティブになり、自動的に送信されます。
個々のアクションのステータスを更新する
下図のように、各フローアクションの隅に表示されているステータスボタンをクリックして、アクションごとにステータスを更新できます。
すべてのアクションのステータスを一括更新する
すべてのフローアクションのステータスは以下の手順で一度に変更することも可能です。
- フロービルダーの右上にある [確認してオンにする] または [ステータスを更新] をクリックします。
- ここから、フロー全体に設定したいステータスを選択します。[ライブ] を選択すると、フロー全体が即座にライブに設定されます。
フロー分析の理解と確認
フローの全体的なパフォーマンスを理解するには、シリーズ全体のメッセージパフォーマンスを確認する必要があります。ビジュアルキャンバス自体にアナリティクスを表示することも可能です。
- 特定のフローのビルダーに入ったら、右下のツールバーにある [アナリティクスを表示] をクリックします。
- すると、すべてのメッセージカードが展開され、タイムフレームを調整できるパフォーマンスメトリックが表示されます。各アクションについては、サイドバーで 30 日間のスナップショットを表示でき、さらにクリックすると、そのシリーズ内のアクションステップに関するアナリティクスを表示できます。
-
[詳細を表示] をクリックすると、そのフローメッセージに対する、受信者の全アクティビティを確認できるレポートが表示されます。
メッセージのステータスを手動からライブに切り替えると、[要確認] セクションにあるメッセージは、手動で確認・処理されるまで残り続けます。これらのメッセージは、メッセージのステータスがライブに切り替わっても、自動的には送信されません。 - 受信者アクティビティ内の [要確認] セクションから、[すべて送信 ] または [すべてキャンセル] を選択するか、個別のメッセージに対して [今すぐ送信] または [キャンセル] をクリックして設定してください。
- フローメッセージの前に待機時間がある場合、メッセージの受信者アクティビティ内の [待機中] セクションに、配信待ちのプロファイルが表示されます。このパネルでは、誰がフローに入り、現在メッセージの配信を待っているのかが表示されます。
フロー分析についてさらに詳しく知りたい方は、フロー分析を理解するためのガイドをご覧ください。
成果
Klaviyo で最初のフローを作成したあとは、引き続き新しいフローを試し、ライフサイクル全体を通じて顧客ベースを育成し、ブランドとのエンゲージメントを深めることができます。
その他のリソース
Klaviyo アカデミーコースのカスタマージャーニーをフローで自動化するもご覧ください。
最初のフローを始めましょう:
より高度なフロー機能について詳細はこちら:
フローがうまく送信できない場合は、以下のリソースをご覧ください。